本園の魅力|福井の認定こども園「社中央こども園」は、お子様の自立を促すモンテッソーリ教育を取り入れた保育園です。

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本園の魅力

保育の方針 「モンテッソーリ教育」

昭和41年の設立以来、保育の質を高めることに日々努力しています。その取組みの一つが、モンテッソーリ教育というものです。モンテッソーリ教育は、子どもの自主性を尊重して、その子ども達を温かく周りから支援するという教育法です。
「教育」という文字に、もしかしたら保護者の方には誤解が生じているかもしれません。モンテッソーリ教育とは、大人が子どもに何かを教え込むという教育ではなく、子どもの自主性を引き延ばし、知的好奇心を育む教育法です。個々の子どもをしっかりと見守りながら、成長を促していく教育なのです。

子どもにとって魅力的なモンテッソーリ教具

モンテッソーリ教育には、5つの分野があります、日常生活の練習、言語教育、算数教育、感覚教育、文化教育です。日常生活の練習は基本的生活の中での服を着る、ボタンを掛ける、掃除をする、洗濯をするなどなどの行為で、いろんな行為によって子ども達の生活の自主性を高めていきます。その他に言語、算数、感覚、文化などの様々な魅力的な教具等が取り揃えられています。

保育教諭は、最初に一度だけ子ども達に教具の使い方を丁寧に教えます。子ども達にはそのやり方を静かに見学させます。そして、「じゃあ、やってみて」と子どもに教具を移します。
子ども達は「先生のようにうまくできないことを」感じながら、徐々に集中力を発揮して出来るまで何回も何日でもやり続けるんですね。出来た時の達成感はその子の自信と喜びとなり、すぐに次のステップへの意欲が掻き立てられるようです。感覚教具には、触覚や重さ、更に、匂いを感じる教具などがあます。音感教具には素敵な音色の出る教具などもあり、これらの洗練された教具は子ども達にとって、とても魅力的な教育アイテムとなっています。

子供目線での様々な実体験

モンテッソーリ教育を保育の大黒柱とする一方で、子ども達には常々様々な体験をさせたいと考えています。保育園の近くにある大規模農業を営む農家の方に依頼して、広い田んぼの中で田植えから収穫までの一連の体験をさせてもらうこともその一つです。本園の隣には老人介護施設デイケアセンターがあります。その菜園でサツマイモなどを栽培する苗植え等に参加させてもらったり、子ども達が慰問に伺ったりして世代間のふれあい交流をしています。

高齢者慰問の時には、子ども達は必ず童謡等を歌い、そのあとふれあい遊びを行います。
高齢者の方々は、童謡を聞いている時は生き生きと目を輝かせて喜んでくださいます。60~70歳も離れたお互いがふれあうことは、子ども達も高齢者もすごく貴重な体験の時間となっています。
子ども達は、園舎内にいる時は、ズックを履きません。年間を通してワラぞうり履きで、はだし同然で過ごしています。本園では昭和55年から続けている「ぞうり足育」です。草履は鼻緒を指ではさみ、床を5本の指でしっかり踏みしめて歩行します。これにより、しっかり大地を踏みしめて歩くことに必要な、足の土ふまずが早く形成されますし、足指を常に使うことにより発育のために必要な脳が刺激されて脳を活性化させると言われています。このワラぞうりも履かせるだけでなく、自分達で稲作体験した稲を脱穀して出るワラを使って縄を作り、草履の出来るまでを高齢者の方から学ぶ体験会もします。このように様々な体験は全て日常に関連づけています。子ども達の五感を刺激し、心に残る体験の機会を与えるためにも、我々は常に子ども達に新しい発見の場を提供したいと考えています。それも、子ども目線で考えることが最も大切だと思っています。

見守る保育の重要性

本園では、何種目の縄跳びが何回できたかなど、縄跳び表で貼り出すことがあります。なかには、毎日、「見てて!」と保育教諭を呼びとめて、飛んだ回数を確認するよう言ってくる子どもがいます。保育教諭の見守る中でがんばって目標を達成したときは大きな大きな喜びを味わいます。
“がんばる力”というのは、そういう喜びの体験から出てくるものと思います。
子どもは時々ケンカをします。ですが、それは自我の芽生えですので、「ケンカはだめ」で終わらせてはいけません。

手を挙げて危ないとなれば割って入らなければいけませんが、先生はじっと子ども達のその様子(経緯)を見守り、先生は手出しをせずにじっと我慢します。
ですから、本園の保育教諭は忍耐力が必要なんです。このように子ども達の行動を互いに良く観察し、調整し納得させるということが、子ども達の養育にとって、とても重要なことだと考えています。

横割り保育と縦割り保育

通常、こども園では2歳児は2歳児のみで、3歳児は3歳児のみで、というように横割りで教育プログラムを行っています。本園も基本的には横割りですが、少しでもモンテッソーリ教育の基本に近づけたいという考えから、モンテッソーリの時間のみ3歳以上児は縦割りで、異年齢児が一緒になってお仕事をする時間を設けています。そうすることで、大きい子は小さい子に教具の使い方を教えることもできますし、年下の子をいたわる心も育むことができます。

小さい子は「早くお兄ちゃんのしていることがしたい!」という興味を促すことなどの長所があります。
長い人生の中で、その人の心身の基礎が形成されるのは2歳~6歳の時期と言われています。園生活は子ども達が将来大きく伸びるための基礎を作る重要な場所でもあり時期でもあります。栽培に例えれば、肥えた土から新芽の出た苗木に、水まきや肥料やりなどによる成長時期ということになります。ほとんどの子ども達は月曜から金曜まで週5日それも早朝から夕方遅くまで、しかも5~6年間も保育園で長期間生活をします。私達は、子ども達の幼児期の重要な時期を長時間、そして長期間、保護者の方々からお預りしている以上、安全安心は勿論のこと、保護者に代わってお子様を大切に保育し、子ども達の将来あるこれからの長い人生を、たくましく心豊かに育って欲しいと願いつつ毎日の教育に邁進しています。

『子供たちの輝く未来のために』

保育士の先生方に唱和してもらっている言葉があります。『日常のすべての言動は子ども達の輝く未来のために』。保育教諭の言動、立ち居振る舞いを子どもは全部、見ています。ですから、すべてが子どものためになることをしなければいけません。立派な大人になってほしい。健やかに育って欲しい。『輝く未来のために』とは、そういうことなんです。

本園では、卒園式の2~3日前に、タラヨウの木の葉っぱに「お母さんありがとう」っていう感謝の気持ちを書いた手紙を出します。卒園前に、お母さんがこんな手紙をもらったら本当に大きな記念になると思います。
手紙にするのは、この葉しか駄目なんですが、探し歩いてやっと見つけた秘密の場所にあります(笑)。葉を子ども達に見せたら、子ども達は絶対に植物図鑑で「何の葉っぱかな?」って調べます。鳥を見つけたら同じく図鑑で調べます。子どもにはそういう能力があるんですね。
我々は特別なことは何もしていません。先にも述べましたが、我々は子どもの人生の中の一番大事な時期をお預かりしています。水をやり肥料をやり、すくすくと育ち、立派な社会人になって欲しい、それが我々の願いです。小学校のマラソン大会で1位から4位まで本園出身の子だったこともありますし、弁論大会で優勝したとか、進学校に入学したとか、卒園生のことが我々の耳に届きます。そうした便りを聞くと、とても嬉しくなりますし、保育の励みになります。みんな頑張ってくれる、そう信じて保育を続けています。